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自民党政権は現菅義偉政権で幕を下ろす!?


自民党政権は現菅義偉政権で幕を下ろす!?
2021年6月28日(月) くもり
 
今回の記事の標題は、ちょっと過激過ぎる内容であるが、実は、この事は、昨日、落合莞爾先生から直に伺った話である。勿論、真偽は不明。
 
と言う事で、本日は、昨日参加して来たインテリジェンスサミット第二弾『真正・独立国家日本』について書いてみる。
講演者は落合莞爾先生と、元中部大学教授(今年3月で中部大学を退官)の武田邦彦先生の講演である。
 
戦後の日本は、実質的に、米国(出先機関としては在日米軍)に支配されたいた国家であった・・・と言う事を、落合莞爾先生は、平成元年に発刊した書籍「平成日本の幕末現象 ~破綻した米主日従体制~」の中で書かれている。
以下、この書籍の「まえがき」に書かれているポイントをまとめてみると、以下のとおりである。緑文字は私の挿入コメントである。

  ポイント
敗戦後の日本は、吉田茂首相の元に復興に取り掛かったが、吉田首相の上には米国がおり、そのトップにいたマッカーサー元帥がこの国に君臨していた。
小学校では歴史教育が無く、代わりに校長が週に1時間ほどの講話をして、日本国憲法の解説とともに、「日本は古来より天皇陛下を神様として奉り、近隣国を荒らし回ったが、敗戦により方向性が変わった。」という話をした。
まさに、GHQによるWGIP(War Guilt Information Program)という、自虐史観を日本人に植え付けるための再教育計画である。
新制中学で始まった歴史教育では、古代否定、戦前否定、軍事的悪国日本が敗戦により心を入れ替えた。但し、まだまだ封建的な芽が出だしているから摘み取り続けねばならぬ・・・と言った歴史教育が繰り返された。
そうやって戦後を過ごすうちに、日本はあれよあれよと言う間に超経済大国になってしまった。そこで、原因を追及するうちに、わが日本には、政治を古来から貫いてきた国家統治の原則があることに気づいた。それを「幕政原理」と名付けた。
この幕政原理に照らして戦後日本を見た時、その本質が鮮やかに照らし出され、現在の「戦後体制」が既に崩壊しつつある事に気付いた。最早、「戦後日本」は臨終の床にある。現在の政治体制の命運も尽きている。
我々は、すぐにでも新しい政治体制を樹立せねばならない(この書籍が世に出た平成元年(30数年前)の時点での話)
この政治改革とは、単なる制度や外交条約の変革だけではなく、文化・教育・社会など全面にわたり[戦後体制」を意識的に刷新する必要あり。
そういう点からも、「米軍基地撤廃」、「憲法改正」は不可欠である。

 
「まえがき」の最後に落合先生が書かれている「著者のいいたいこと」は、まさにこの書籍の本質であるから、そのまま引用させて戴く。(色づけ等の文字修飾は私が追加)
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著者のいいたいこと
わが国の統治の根本原則は「幕政原理」であり、われわれは「戦後体制」という幕政の下で生きている。
 
その「戦後体制」とはアメリカ支配層を幕府在日米軍幕府軍とし、自民党執政機関とし、社会党を文化宣伝機関とするマッカーサー幕府」体制である。
 
「マ幕政」下の日本経済は支配者の予想を超えて成長し体制の殻を突き破った。これにより日本社会は自ら変化して、現体制はすでに内側から崩壊しつつある。
 
自民党を「政所」とする戦後体制の命脈は尽きた我々は進んで新しい政治体制を確立せねばならない。日本国憲法こと「マ律令」を改正する必要も生じている。
古来自ら改憲する権力はいないから、新しい政治勢力が進んで物理力でこれを打倒しなければこれは実現出来ない。
 
その要点は在日米軍の撤退」に尽きる
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以上、今回の講演会に関連する落合莞爾先生の書籍について言及したが、昨日の講演会でも、落合先生はこれに関連する話をされた。例えば、
 
自民党の役割は武家伝奏である。
 マッカーサー幕府の意向を日本政体(政権)に伝える役目。
 
建設業界から米国に毎年数兆円入る仕組み
 建設業者が官公需の建設事業を請け負う場合は、保険(多分、建設中のアクシデント対応?)に加入する義務を負わせているとか。この保険料から毎年、数兆円が米国に流れる仕組みが出来ているらしい。
 
在日米軍を撤退させるためには、自民党を潰さなければならない。
 自民党政権は、菅義偉政権で終了する。
 自民党は、麻生(米)、二階(中)、安倍(露)の三つに分裂する?
 
自民党への対抗勢力は既に出来ている。それは、東京都である。
 東京都(勢力)は、永田町への対抗勢力として創った。公明党も東京都勢力。
 公明党は、もともと対共産主義のために創った政党。公明党の母体である創価学会の母体は、高松宮宣仁親王を中心とする國體サイドの団体「大日本皇道立教会」。
 東京都と言っても、緑のオバサンは関係ない。
 
 今回の都議選で何やら揉めているのはその関係か?
 
 落合先生の書籍に関連する話はこのくらいにするが、最後にオマケとして、この書籍の先頭ページに掲載されている拾圓札の事を以下に挙げておく。
 
   f:id:masuraoo:20210628112222p:plain
 説明文を以下に引用する。(文字修飾は私が追加)
 戦後体制のもとに初めて発行されたインフレ紙幣。五円,一円などと同時に発行され,その図案は公募された。
 しかし「拾圓札」だけは当選図案(バサラ大将図)を棄却して,写真の国会議事堂図に変更した。構図全体が「米国」と読めるし,議事堂の前に戦艦「大和」が沈没しかけており,また右の¥10のバックにはMPの横顔がある。
 さらに菊の紋章がラテン十字と鎖でつながれている。これらは何を象徴しているのか。
 
武田邦彦先生の講演
 
印象に残っている内容を羅列してみる。
 
●「ターヘル・アナトミア(解体新書)」を杉田玄白たちが日本語に翻訳したのが「解体新書」であるが、当時は、外国語で書かれた書物を母国語に翻訳する事などは決して無かったらしい。だから、解体新書は世界初の翻訳本だろうと武田先生は言われていた。
 
●その理由(母国語への翻訳が為されない理由)を、武田先生が明確に説明された。説得力のある理由である。
 今回の武田先生の講演全体を通じて、この事が最も重要だったかも知れないと私は思った。
 
 それは、西欧人と日本人の圧倒的な違いの事である。
 
[西欧]
・ギリシヤでは、市民の9割が奴隷であり、1割の支配階層が9割の奴隷を支配していたそうである。
 
9割の奴隷階層にとっては、自力を付けて1割の支配層にのし上がるのが夢であり、一方で、支配層側は奴隷達が自分の側にのし上がってこられては困る訳である。
 そういう訳で、奴隷達が文字を読める様になるのは困る訳だし、文字を読めない様に保つ事が自分達の優越を護る手段だったらしい。
 これは異国間でも多分、同じ事情だと思われ、従って、知識の固まりである書物を他国語に翻訳するなど間違ってもしなかったと言う事らしい。
 
[日本]
・一方、日本には奴隷という層がなく、皆が幸せになる事が理想だと考える人民であったので、上下関係を作って他人を支配するという発想が無く、「知識は広く行き渡らせる」という風に考える民族だったらしい。日本人は、ある時、日本列島は自分達のモノ(日本列島には自分達・日本人しか住んでいない)と気付いたのだろう。
 
・だから、海外から入ってきた書物は日本語に翻訳され、市民の知識が広がり、必然的に知識・技術が高度化していった様である。
 
●日本に鉄砲が伝来したのは1543年だが、そのうちに日本は独自に鉄砲を作れる様になり、最後(江戸時代?)には、日本の鉄砲の数は西欧全体の鉄砲の合計数と同程度になったらしい。
 西欧では、支配層は全体の1割だったので、鉄砲もそれほど多くは必要ない。アジア・アフリカを植民地支配する際にも、人数や鉄砲数はそれほど多くなくて良かったらしいが、日本の進化を聞くに及んで、西欧人は、日本だけは植民地の対象としては考えなくなったらしい。
  
●日本に来た西欧人は、日本の家に「鍵」が無い事に驚くらしい。
 
●日本の田舎を訪れた西欧人は驚くらしい。村の人が親切にお茶を出してくれるのが信じられない様である。
 
●昔の日本人は勤勉で、良く考えた。現代の日本人は考えなくなった。マスメディア、NHKのせい。
 欧米は自分達の金儲けのために考える。→日本人は考えないから騙される。現在は、こういう構図。
 
地球温暖化などある訳が無い。モノの温度が上がるのは、そのモノを熱するからであり、モノの周りの温度が上がったからと言って、モノの温度が上がる訳がない。
 もしも、地球温暖化が正しいと言うのであれば、どうやったら日本が温暖化するのか? 日本列島は太平洋沿岸である。日本列島が温暖化するためには太平洋の水温が上がらないといけない理屈になる。太平洋の水温が上がる訳が無い。
 
●政治、マスメディア、学者が口を合わせた様に同じ事を言うのは、その裏に「利権」が絡んでいるから。
 
《余談》
私は、講演会の際には常に最前列に座る事を心がけている。良く聞こえるし、講師の表情も良く見えるし、緊張感を持って聴けるからである。
昨日は、開場時刻の20分前に講演会場に到着したのだが、今回の講演会が余程の人気なのか、既に20人近くの方々が受付前に並んで待機していた。
さすがに今回は最前列での聴講は無理だと思ったのだが、会場に入ってみたところ、殆ど詰まっていた最前列席の中に一席だけ空席があったので、幸運にも座れる事が出来た。講演者の正面・左右の3テーブルのうち、講演者に向かって左のテーブルの中央寄りの座席である。
まあ、この席ならば文句無しと思っていたのだが、最初の武田邦彦先生の講演が始まる時になって、武田先生が、「私は講演席(中央のテーブル席)に座って喋るよりも立って喋りたい」と言われ、テーブル席の左に演台を設置して講演する事になったのである。
まさしく、私の席の真正面である(笑)。武田先生の講演を堪能させて戴きました。